看護師として働くには

患者やその家族の最も近くに寄り添って不安な気持ちを取り除き、元気になってもらおうと頑張る看護師は少なくありません。そんな懸命に働く看護師の姿を見て、自分も看護師になりたいと憧れを抱くこともあるでしょう。しかし、看護師になることは簡単ではなく、多くの努力が必要です。
まず、看護師になるためには国家資格である看護師資格が必要になります。国家試験を受ける資格を得るには、国が認定する教育機関をはじめ、専門学校や4年制大学、3年生の短大、看護師養成所などを卒業しなければなりません。国家試験の合格率は約90%と高めで、人体の構造と機能、基礎看護学など基礎的な知識をしっかりと身につけていれば合格しやすい試験と言えるでしょう。
ただし、出題範囲は膨大なので、国家試験まで毎日少しづつ知識を積み重ねていくことが大切になってきます。国家試験は、毎年2月の年に1回行われているため、それまでしっかりと準備を進めていきましょう。看護学校や大学などで学ぶことは看護師としての基礎となるので、わからないことはそのままにせず誰かに聞いたり、調べたりして内容を理解することが大事です。
間違った知識は患者の健康に悪影響を及ぼし、最悪の場合には命にもつながってくるためミスを犯すことは許されません。そして、看護師として働けたとしても、医療現場では常に勉強が重要になります。新しい薬の知識や患者の病気、治療法など学ぶことに終わりはありません。